教室紹介


愛媛大学 医学部
愛媛大学大学院 医学研究科 医学系専攻 高次機能統御部門 臓器機能制御医学講座 生体機能管理学分野
(旧 麻酔・蘇生学教室)

〒791-0295  愛媛県 東温市志津川
開講1976年
TEL:089−960−5383
FAX:089−960−5386


スタッフ


教室の歩みと現状

  愛媛大学医学部麻酔学講座は医学部付属病院の 開設を控えて1976年に開設された。1979年に集中治療部 (ICU)が開設された。 1992年の4月から麻酔・蘇生学講座に名称を変更し,現在に至っている。 開設時はスタッフがわずか5名であったが, 愛媛大学の卒業生が出るようになってから教室員が徐々に増え, 現在全教室員は65名を数えるにいたった。 現在スタッフは19名(うち3名は米国留学中),医員4名,大学院生2名で,当教室から常勤医を派遣している関連病院は17施設となった。
2006年10月長櫓教授が就任された。


臨床の現状

  手術室は現在10室が使用されている。
この数年の年間当科管理例は3000例前後である。
朝は午前7時40分からICUのベッドサイドカンファレンスが始まり, 7時55分から当日の麻酔症例の検討と勉強会があり,麻酔は8時半から始まる。 当直(交代)は1名(助教以上)が担当し,ICU や病棟の仕事を行っている。緊急及び時間外手術の麻酔は、これとは別に設けられた待機医師によって行われる。
ICUは開院以来4床で運営していたが, 2号館の新築に伴って2床増設され,現在は6床 が使用可能である。 ICUのこの数年の入室者数は4百例強で,1/3が翌日退室者,残りの2/3が3日以上の滞在者である。最近では重症呼吸不全に対して ECLAの実施例も 増加してきている。
外来診療はペインクリニック週3回(月,水,金曜日)で,疼痛患者の診療を、また問題点のある患者の術前診察は水曜日を除く週4回行っている。ペインクリニックの外来担当医師は,月曜日が桧垣,水曜日が長櫓,金曜日が坪田である。(火曜、木曜の術前外来は担当医)
病棟は現在8床で,主に難治性疼痛を有する患者の治療に使用している。
手術室では週1回レントゲン透視下に経皮的コルドトミーなどの高度な神経ブロックを実施している。病棟回診は毎火曜日の午前中に臨床実習の学生も交えて行われる。
末期癌患者には痛みの治療を含めいわゆるターミナルケアに重点を置き診療を行っている。


研究の現状

 心肺脳蘇生の研究が主要な研究課題となっている。
当教室ではこれまでに犬を使用して全脳虚血後のPEEP の影響や、蘇生直後の各種アルカリ化法の酸塩基平衡に及ぼす影響を検討した。1986年には犬で心臓に負担のかからない独特の脳虚血作製法(大動脈遮断+左心バイパス法)を開発し,各種薬剤を使用して蘇生後の行動の変化や中枢神経系の形態学的変化等を検討している。
スナネズミを用いた総頚動脈結紮による前脳虚血モデルでは各種薬剤を投与し, 海馬 CA1細胞の脱落状況を検討している。
手術室ではflow-volume curve による末梢気道病変の解析, 各種吸入麻酔薬使用時の血中カテコラミン濃度の推移(特に精神分裂病患者の周術期),SEP(somatosensory evoked potential)や SCEP(spinal cord evoked potential), BAEP(brainstem auditory evoked potential)等による中枢神経系のモニタリングの研究を行っている。
疼痛関係では,内因性疼痛抑制系の研究,癌性疼痛に対する治療法の研究,硬膜外腔の形態学的ならびに組織学的研究,SCEPを用いた硬膜外ブロックの作用機序の研究が行われている。
また基礎医学の教室に出向して生理あるいは生化学的研究を行っている者もいる。
1991年(平成3年)の4月からは医師,看護師,学生を対象にした学部内のターミナルケア研究会を結成して例会を持っている。


教室の行事

  毎週月曜日は午後7時から勉強会を開催し,内外の文献の紹介を行い,最新の知識を修得し,技術の向上を得るようにしている。

  同門会は1988年(昭和63年)から発足し,1年に1回各関連病院からの症例報告会と学内外から講師を招いての特別講演があり,その後懇親会へと移行し,各関連病院の現状紹介がユーモラスに行われる。同門会会員は100名を越えた。
年末恒例の忘年会は関連病院の医師や来年入局予定の学生も含めて盛大に行われる。


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